ジョージ秋山ってどんな人?アシュラ・銭ゲバなど様々な話題作を排出!

ジョージ秋山は東京都出身の漫画家です。
本名は秋山勇二で5人姉弟の次男。第二次世界大戦中は栃木県に疎開をしていました。

栃木県で子供時代を過ごし、その頃からマンガを書き、中学生の時にはマンガ本を自作したそうです。

デビュー作は1966年「別冊少年マガジン(講談社)」の【がいこつくん】

この頃は1度就職をしていましたが、退職しアルバイトを転々としていました。アルバイトをしながら講談社への持ち込みをつづけ、結果としてガイコツくんのデビューにつながったのです。

ジョージ秋山の代表作は1970年連載の【銭ゲバ】【アシュラ】です。
それまでは【パットマンX】などのギャグマンガを執筆していましたが、銭ゲバ・アシュラは今までとは違ったテイストの作品でした。

この二つの作品は人間の善悪やモラルを扱っており、特にアシュラはカニバリズムの描写があるため、週間マガジン連載当初は一部地域で有害図書指定にされたほどです。
しかしながらこの二作品をきっかけにジョージ秋山は時の人として多くの人に知れ渡りました。

 

 

ジョージ秋山
1943年生まれ

東京都出身

ジョージ秋山の主な作品

  • ガイコツくん 1966年 講談社 ※デビュー作
  • パットマンX 1967年 講談社
  • ほらふきドンドン 1969年 講談社
  • 黒ひげ探偵長 1969年 集英社
  • デロリンマン 1969年 集英社
  • コンピューたん 1970年 少年画報社
  • アシュラ 1970年
  • 銭ゲバ 1970年 小学館
  • ざんこくベビー 1971年 秋田書店
  • ピンクのカーテン 1980年 日本文芸社
  • 浮浪雲 1973年 小学館 ※2017年まで連載された長期作品

他、多数

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アシュラ

アシュラ

 

まだ幕府の支配力すら全国に浸透していない遠い昔、一度飢饉になると人は食べるものを食べ尽くし、ついには人間を食べるという地獄絵図の中を生きねばならなくなる。

自らに宿った子のために母は人を殺し死体を食し、しかしそこまでして産んだ我が子さえも、極限の飢えの前には食糧と化してしまう。

母の空腹を満たすために焼き殺されそうになったアシュラは、その後も人の愛を受けることなく、山で獣以下の生活を送ることになる。

しかしその山中にも飢えに苦しむ人がやってきて、アシュラを始末しようとするために、彼はなおも罪業を重ね、流れ流れていくことになっていく。

優しい娘の配慮で、いくらかの言葉を覚えもしたが、修羅の宿命からは逃れられなかった。

この漫画のおすすめポイント

 

とにかく恐るべき世界が描写されているこの漫画ですが、妖怪変化の類は出てこないものの、取り締まる者もろくにいない状況で、飢えを免れ腹を満たすために、人が人を殺し喰らう世界は、今読んでも鳥肌が立つほどの恐ろしさと迫力があります。

技巧的な戦闘シーンはないですが、それだけに荒々しさや、生命同士がぶつかり合うテンションの高さが、読み手にまで伝わってくるでしょう。

優雅に暮らす人々がいる一方で、ただそうした地位に生まれなかったというだけで殺し合わねばならない人々の姿は、江戸時代などの前近代的な世の中であっても、かなり先進化されているということを思い起こさせてくれます。

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銭ゲバ

銭ゲバ
金の為ならコロシも平気でする極悪人な主人公・蒲郡風太郎の「銭ゲバ」としての外道な生き様を描いた漫画。

この銭ゲバという意味は、本来は守銭奴を意味するが、作中では「金のためなら何でもする奴」という意味。

蒲郡風太郎は幼少の頃、片目のつぶれた醜い容姿をしていたため父親を含む周囲の人間から疎まれていた。

ある日、父親が借金を残して愛人と失踪した為に極貧の生活をおくる事になり、病弱であった母親は発作をおこしても、その治療費が払えない為に亡くなってしまいう。

この体験が風太郎から倫理観を失わせ、「銭ゲバ」への道へ導いてしまい、金の為に犯罪を平然と行う極悪人として歩みを進めていくのであった。

 

この漫画のおすすめポイント

この漫画のおすすめポイントは、作中で「この世で一番の権力者は銭ズラ。銭が正義ズラ。」と語る風太郎の銭ゲバとしての、金の為ならなんでもする生き様そのものです。

金の為にコロシをはじめとした様々な悪事に手を染める外道にして極悪人な風太郎の生き様は、一度読んだら一生忘れないであろう程の強烈なインパクトを読者に与えるでしょう。

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