4月も後半戦に差し掛かりましたが、社会人の皆様、新人教育の調子はいかがでしょうか?人手不足の今、獲得した人材をいかに育てるかは、教育担当の方にとっては悩ましい問題ですよね。

さて、今回は、そんな「新人教育」の参考になりそうな取り組みをご紹介します。

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三重県伊勢市にある三重県南部自動車学校で行われているのは「ほめちぎる運転教習」

教習所と言えば恐い教官のイメージがありますが、同校で実施される教習は、そんなイメージとは全く無縁。とにかく生徒を、ほめて、ほめて、ほめちぎるのです。

そのユニークな指導方針は多くの人の関心を集め、関連のツイートはなんと70,000件以上のリツイートを記録しています。

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同校の代表取締役社長 加藤光一さんの話によると、この取り組みが始まったのは、平成25年2月。

それは「若者のクルマ離れ」や「怒られ慣れていない若者の増加」といった時代の変化を踏まえての決断でした。

ともあれ、取り組みを始めて以降、周囲からの反応は上々。もちろん話題になっただけでなく、入校希望者と検定合格率はアップ。さらに嬉しいことに、卒業生の事故率も減少しました。

とは言え、「喜んでばかりもいられない」と加藤さんは言います。

「ほめちぎる教習所として反響が出れば出るほど、褒めるに対して相応の期待をされて入校されます。ハードルがどんどん上がるので、教習所の指導員もほめる技術を上げることにプレッシャーを感じています(笑)」

同校では、単に「怒らない」「優しい」教習を目指すのではなく、効果的に「ほめる」ことを目指しています。そのために、教官たちは日課として「ほめロープレ(ほめる練習)」を行っているのだとか。

そんな「ほめちぎる教習所」のノウハウは、Twitter上でも一部公開されています。

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加藤さんは、こうしたメソッドを教習所の中だけに留めておこうとは思っていません。

「人材育成に人をほめることは必ず必要です。日本の教習所にほめちぎるを広め、更に色々な分野にもほめる効用を伝えていきたいと考えています。」

ほめる教習所の効果的に「ほめる」技術。御社の新人教育にも、活用を考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

ちなみに、「ほめちぎる運転教習」の様子はこちらからご覧いただけます。